◆成績がいい子と悪い子の決定的な違い…「行間を読む力」が一生モノの武器になる驚きの理由
高校にも塾にも通わず、完全独学で東大にほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)は、中3で東大合格を宣言し、偏差値45から完全独学で大逆転を遂げた著者の“驚異の勉強法”を全公開。「国語力」を軸に全科目を伸ばし、読書や四コマ漫画、恋愛ゲームまで活用して、コスパ・タイパよく学力を高める超実践的な1冊をもとに解説する。

成績が伸び悩む子のNG習慣? 言葉を「額面通り」に受け取ることの弊害Photo: Adobe Stock

登場人物の行動原理を見抜くカギ

物語には、それぞれ独特の「世界観」があります。その世界のルールに沿って登場人物たちは行動しているのですから、世界観を知ることは「仮説」を立てるうえでも重要です。

表面的な言葉に騙されないための読書体験

多くの物語を読んでおくことは、問題文の世界観を早めに把握するうえでも有効です。この世界観を把握しないと、作中人物の発言を額面通りに受け取ってしまい、得点を取りこぼしてしまいます。

なぜなら、額面通りの言葉とは違う解釈が求められるところから出題されることが多いからです。

【解説】「なぜ?」と問いかける能動的な読書のすすめ

では、具体的にどのような視点で物語に触れれば、出題者が狙う「隠された意図」に気づけるようになるのでしょうか? 大切なのは、登場人物のセリフや行動に対して、常に「なぜ、今この場面で、この言葉を発したのか?」と問いかける習慣をつけることです。

言葉の裏には、照れ隠し、強がり、あるいは相手を不必要に傷つけまいとする優しさなど、複雑な感情が隠されていることが多々あります。額面通りの言葉を一度疑ってみる視点を持つことが、第一歩となります。

文脈から「真意」を拾い上げる力が得点源になる

作中の世界観や、キャラクター同士のこれまでの関係性を踏まえたうえで文脈を追うと、それまでただの文字の羅列だったセリフが、急に立体的な意味を持ち始めます。例えば、突き放すような冷たい言葉が、実は深い愛情や悲しみの裏返しであることに気づけるようになるのです。

テストの設問では、まさにこの「一見すると矛盾しているような心理」が問われます。文脈から真意を拾い上げる力こそが、国語の読解問題において、他の受験生に確実な差をつける強力な武器となるのです。

日常のコミュニケーションにも活きるスキル

さらに、この「行間を読む」というスキルは、決してテストの点数を上げるためだけのテクニックではありません。現実の人間関係においても、相手の言葉の背景にある事情や感情を想像し、より円滑で思いやりのあるコミュニケーションを築くための土台となります。

たくさんの物語に触れ、自分の中に多様な世界観のストックを作っていくことは、あなたの読解力を飛躍的に高めると同時に、他者への深い理解力を育むことにもつながるのです。

※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。