努力しているのにうまくいかない。自分以外の人だけうまくいっているように感じる。生きていると「自分はなんて不運なんだ!」「世の中、理不尽すぎる!」と思ってしまう時期もあります。「私の人生、このままでいいのか?」――そんなふうにふと、人生を立ち止まりたくなった人におすすめの1冊があります。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)は、「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、1度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊です。本書の発売を記念して、「何をやってもうまくいかないとき、どうすればいいか?」について書かれた一節を、本書より一部抜粋・再編集して紹介します。
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「もう打つ手がない」と思い込んでいたクライアント
以前、クライアントが「もう自分の成果はこれ以上出ません。できることをすべてやりました」と言っていたことがありました。
「すべてですか?」と質問すると、「はい、もう全部やりました」と落ち込みながら答えます。
試しに、私がその場で思いついたやり方は試したか聞いてみると、「あ、いいえ」と答えます。
「じゃああのやり方はどうですか?」と聞けば、「それもやっていません」と。
「いったい、何種類を試したんですか?」と質問してみると、興味深いことがわかりました。
「3つのパターンを繰り返し試して、うまくいかないことが続いているだけ」だったのです。
“いつもとちがう”が可能性を開く鍵
多くの人は「人生が行きづまっている」と感じますが、実際は「いつも選んでいる選択肢が同じなだけ」なのです。
アスリートが利き腕と逆の腕を使って動作を見直すように、ふだんとちがう行動をすると、自分のパターンに気づき、新しい可能性が開けます。
さて、あなたは、どれくらい「いつもの自分」とちがうことを試していますか?
起きる時間を変える。着る服を変える。会う人を変える。話し方を変える。読む本を変える。いつもとちょっとちがう服を着る。ふだんしないことをやってみる。
ほんの少しの変化でも、見える世界が驚くほど変わっていきます。
スターバックスの元CEOのラクスマン・ナラシムハンは、社員と同じ立場に立つため、月に1度は実際に店舗で働くと表明し、話題となりました。
会議室で仕事をするだけでなく、現場で働いている人と仕事をし、実際に注文するお客様に接する。現場に立つことで、まったく新しいものが見えるようになるのでしょう。
「いつもと同じ」は安心感をもたらします。
一方で、「いつもとはちがうこと」は常に新しい扉を開くのです。
(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・加筆を行ったものです)










