やりたいことはとくにない。毎日ただ仕事・家事をしているだけであっという間に1日、1週間、1カ月が過ぎている。「私の人生、このままでいいのか?」――そんなふうにふと、人生を立ち止まりたくなった人におすすめの1冊があります。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)は、「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、1度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊です。本書の発売を記念して、「人生で後悔する4つのこと」について書かれた一節を、本書より一部抜粋・再編集して紹介します。
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求めているのは「効率」ではなく「生きている実感」
ほとんどの日常は、毎日似たようなことを繰り返しているだけです。
1カ月経ったら忘れてしまうような1日を過ごしているなら、とてももったいない。
私たちはつい、失敗を避けようと効率ばかりを追いかけてしまいます。
「とりあえず無難に」「誰かのテンプレに当てはめて」動いていれば、安心だからです。
そんなふうにしているうちに、気づけば心が少しずつ、「本当の自分」から離れていってしまう。
退屈を紛らわすためにSNSやネットニュースを眺め、ほんの少しの間だけ、自分の人生を直視しなくてすむ。
でも、ふと鏡に映る自分を見て「私、今、何をしているんだろう」と胸の奥がざわつく。
本当に求めているのは、「効率的な毎日」ではなく、「生きている実感」なのです。
人生は「思い出づくり」。素晴らしい思い出を増やす
人生は「思い出づくり」です。
効率よく仕事をこなし、予定通りに1日が進んでいく。そんな日々は、安心感をくれるものです。
でも、あとから振り返ったとき、「同じ毎日を繰り返しているだけで、自分は何をやっているんだろう。このまま年を取るだけなのか」と虚しくなることもあります。
一方で、ちょっと大変だった日のことは、不思議と鮮明に覚えています。
たとえば、私が富士山に登ったとき。
とても苦労して、つらい思いもして、3日間は筋肉痛で仕事にも支障が出たことがありました。
それでも、あの頂上から見た景色は、一生忘れられません。
人が人生で後悔する「4つのこと」とは?
作家のダニエル・ピンクは、著書『THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める』(かんき出版)の中で、2020年に実施し、約4500人を対象とした「アメリカ後悔プロジェクト」の結果を紹介しています。
その調査によると、人が抱く後悔は次の4つのカテゴリーに分類できるといいます。
・基盤に関わる後悔(教育やお金、健康など、人生の基盤づくりを怠ったことへの後悔)
・勇気に関わる後悔(思いきった行動を取らなかったことへの後悔)
・道徳に関わる後悔(自分の良心に反する選択をしたことへの後悔)
・つながりに関わる後悔(大切な人との関係を育てなかったことへの後悔)
多くの後悔は、「やるべきことを怠ったこと」や「挑戦しなかったこと」、そして「大切な人との関係を築かなかったこと」に行き着くのです。
「何事も変わらずに、安全で効率的な日々」もたしかに大切です。
でも、人生を振り返ったとき、私たちの記憶に強く残るのは、無難に過ごした日々ではなく、「苦労して、つらくて、がんばった日々」なのです。
「今週どんな思い出をつくれるか?」と計画する
写真フォルダや手帳を見返して、何か思い出に残るものがあるか、振り返ってみてください。
もし、食べたものの写真はあるけれど、とくに思い出がないとしたら、改めて自分にとってどういう人生にしたいのか、人生の中で大切なことは何か考えてみましょう。
「今週過ごした日々を思い出して、思い出になることがあるだろうか?」
これからの1週間や、次の1カ月で、何か思い出に残るようなことができないか。
そう考えながら過ごすと、人生が一変しますよ。
(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・加筆を行ったものです)










