ニセコのスキー場から雪山を眺めるスキー客ニセコ・スキー場 Photo:PIXTA

ニセコに続く「次の世界的スキーリゾート」はどこか。すでに外資は数千億円規模の投資を動かし始めている。妙高と白馬、富裕層マネーが流れ込む2つの候補地を、投資・不動産・インバウンドのデータから読み解く。※本稿は、金融コンサルタントの高橋克英『超富裕層に「おもてなし」はいらない 世界の一流が日本に惹かれる本当の理由』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。

次のニセコはどこか
外資がすでに動いている

 ニセコは、この先も世界ブランドのスキーリゾート地として日本の頂点に君臨する可能性が高い。では「次なるニセコ」として、目の肥えた外国人富裕層に選ばれる国内のリゾート地はどこになるだろうか。

 世界基準のリゾートとしてブランド化する条件として、「キラーコンテンツ」があることを大前提に、(1)外資系高級ブランドホテルの存在、(2)「幕の内弁当型」(編集部注/インバウンド層にも日本人にも対応し、シニア・富裕層からファミリー層まで一年中楽しめるコンセプトのリゾート開発を、筆者はこう評する)ではない、(3)官主導ではなく、民主導である、(4)富裕層のニーズを満たす、(5)「消費」ではなく「投資」の観点があるか、という5つがある。

 これに加え、基準地価など地価動向、別荘やホテルコンドミニアムなど不動産取引の動向、外国人宿泊延数などインバウンド動向、現地訪問調査、今後の開発状況などを勘案し、独自の視点で順位付けしてみた。

2100億円を妙高に投資
外資はすでに本気だ

 妙高スキーエリアは、主に8つのスキー場(赤倉観光リゾートスキー場、赤倉温泉スキー場、妙高杉ノ原スキー場、斑尾高原スキー場、タングラムスキーサーカス、ロッテアライリゾートなど)から構成されている。標高差、コース数、リフト数、滑走距離などで日本最大級のスキーエリアである。