気がつくと、1日があっという間に過ぎ去っているあなたへ。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「すべてにやる気がない人」に共通する、たった1つの理由Photo: Adobe Stock

「やる気が出ない」理由

「何もする気が起きない」
そんな日が続いている人は少なくない。
仕事も、趣味も、勉強も。
やらなければいけないと分かっているのに、体が動かない。

そんな人に共通しているのは、「認知の歪み」が起きてしまっていることにある。
「認知の歪み」の一つとして、以下のような例が挙げられる。
物事の肯定的な側面を無視して、否定的な側面だけに目を向けてしまっているのだ。

独り親のジャクソンは、毎日の仕事をなんとかこなしているが、家で料理をする時間が足りず、テイクアウトに頼っている。彼はなぜかそれを「失敗」とみなしている。息子の宿題を手伝ったり、請求書の支払いをしたりといった、その日の「成功」をすべて無視してしまう。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(p56)より

「認知の歪み」があると、自己肯定感が低下し、どんなことに対してもやる気がなくなってしまう。
そして、こわいことに物事を悪い方にばかり考えていると、実際にその通りになりやすい。

「認知の歪み」を自覚しよう

これを阻止するには、まず自分には「認知の歪み」があることを自覚することが大切である。

認知の歪みはその名の通り「歪んだ考え」であるということを理解するところから始めよう。それは、現実に基づいていない考えであり、役に立たない思考である。不合理な思考が頭に入りこんできたら、「これは認知の歪みだ」のようにラベルを貼ることで客観的に対処しやすくなる。その一環として、正反対の考えを持ってみよう。たとえば、認知の歪みのせいで過去の失敗ばかりが浮かんでくるなら、過去の成功体験を思い出そう。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(p61)より

「やる気が出ない」と感じている背景には、「認知の歪み」があるのかもしれない。

人は「できたこと」よりも、「できなかったこと」を強く覚えてしまう生き物だ。
だからこそ、意識して「できたこと」に目を向ける必要がある。
それだけで、世界の見え方は少し変わる。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)