写真:北海道根室市,清隆寺,桜日本最東端となるチシマ桜 Photo:PIXTA

清隆寺(北海道根室市)
「日本一遅咲きの桜」を求めて

 最後に紹介するのは、北海道根室市にある「清隆寺」だ。5月初旬から中旬にかけて約30本のチシマザクラが咲き誇る、「日本一遅咲きの桜」として知られる場所である。

 このチシマザクラは、明治2年に国後島から移植された歴史がある。ソメイヨシノなどに比べて樹高が低く、ピンク色のつぼみが白い花を咲かせるなど、他の品種にない魅力を持つ。

 清隆寺は「北海道三十三観音霊場」のひとつで、JR花咲線の終点となる根室駅に近く、日本で最初に太陽が昇る真言宗のお寺としても有名だ。日本の桜前線の終着点であり、花見旅行の最後にもぴったりだろう。

 根室市内では他にも、レンガ造りの美しいサイロで知られる明治公園が桜の名所だ。毎年5月はサイロと桜のライトアップイベントが開催され、日本一遅い春を、幻想的な雰囲気で楽しめる。

 道東は外国人観光客が比較的少ない。とはいえ根室市には、北方領土を見渡せる本土最東端・納沙布岬や、野鳥の宝庫である根室ネイチャーセンターなど、雄大な自然の観光スポットがいくつもある。

 根室といえば、タケノコ入りバターライスにカツとデミグラスソースをかけた「エスカロップ」が人気だ。他に、オリエンタルライス、スタミナライスが根室三大B級グルメ。レンタカーでドライブ旅行もいいだろう。

写真:納沙布岬灯台納沙布岬灯台 Photo:PIXTA
写真:料理,エスカロップ北海道・根室のB級グルメ「エスカロップ」 Photo:PIXTA