「そんなのいいよ」お世話になった上司が異動…送別会をしたいが笑って断られた→真意をつかむ聞き方は?写真はイメージです Photo:PIXTA

言葉は頼もしいパートナー。あなたに力や勇気や幸せを与えてくれます。「大人の言い換え力」に磨きをかけて、日常のピンチを華麗に切り抜けたり、果敢に立ち向かったりしましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 大好きな上司が3月末で遠くの支社に異動することに。「お世話になったメンバーで送別会をしたい」と相談しにいったところ、「そんなのいいよ」と笑って断わられた。

 もしかしたら遠慮しているだけかもしれない。本当にしてほしくないのか、実はやぶさかではないと思っているのか、真意を探るには、さらにどう聞きいてみるのが良いか?

(A)「念のためにもう一度確認しますけど、本当にしなくていいんですね」
(B)「それは寂しいです。私たちのためってことで、ぜひやらせてください」
(C)「いやいやいや、そうはいきません。空いている日を教えてください」

正解は……

B

×  (A)「念のためにもう一度確認しますけど、本当にしなくていいんですね」
◎(B)「それは寂しいです。私たちのためってことで、ぜひやらせてください」
△(C)「いやいやいや、そうはいきません。空いている日を教えてください」

解説

「遠慮」と「拒否」を見分けるのは、なかなか容易ではありません。

 上司が異動することになり、慕っているメンバーで自主的に送別会を開きたいと考えるのは、とても温かくて素敵な展開です。仕事的にも人格的にも、きっと尊敬できる上司だったのでしょう。

 ただ、そういう人だけに、最初は遠慮した反応をしそうです。「そうですか」と、あっさり引き下がるわけにはいきません。もうひと押しして、真意を確かめたいところ。

 ここはBのように「自分たちのために」という言い方で、再度お願いしてみましょう。本気で嫌な場合は、断わる余地もあります。Cの場合、遠慮をけ散らす効果はありますが、強引にOKさせることになりかねません。Aは、脅迫してどうするって話です。

石原壮一郎・コラムニストのプロフィール