やりたいことはとくにない。毎日ただ仕事・家事をしているだけであっという間に1日、1週間、1カ月が過ぎている。「私の人生、このままでいいのか?」――そんなふうにふと、人生を立ち止まりたくなった人におすすめの1冊があります。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)は、「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、1度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊です。本書の発売を記念して、「人生を動かす習慣」について書かれた一節を、本書より一部抜粋・再編集して紹介します。

「周りに流されて生きる人」と「心から楽しい人生を生きる人」の「決定的な差」とは?Photo: Adobe Stock

心から楽しい人生を送る人は、「今の自分にとって大事なこと」を中心に生きている

 人生の中心は、放っておくと「目先のToDo」ばかりになってしまいます。

 あれもしなきゃ、これもしなきゃと意識があちこちに、細々したところに分散するほど、疲れてしまいます。

 だからこそ何度でも立ち返りたいのは、「今の自分にとって本当に大事なことは何か?」と問い、その答えをリストとして持っておくことです。

 本当に大事なことを中心にして過ごしましょう。そうすれば、必然的に充実感は高まります。

 なぜなら、人は「大切だと信じていることを大切にしたときに充実感があるから」です。

 このことを専門的には「自己一致的(sefl-concordant)な目標」と言います。

 自分が大切だと思っている目標に沿って前進すると、充実感に結びつくのです。

自分で「選び取る」ことが充実感につながる

 組織行動論の博士号を持ち、長年エグゼクティブの行動変容を研究してきたマーシャル・ゴールドスミスは、充実感に重要なのは、「選び取ること」だと述べています。

 つまり、他人や環境から何かを与えられるのはうれしいけど、充実するわけじゃない。充実するには自分で「選び取る」ことが大事になるのです。

 ベストセラー『7つの習慣』シリーズ(FCE)の著者スティーブン・R・コヴィーも、

「もっとも大事なことは、もっとも大事なことを、もっとも大事にすることだ」

 と語っています。

流される人は「目の前のタスク」ばかりになっている

 今の自分にとって「本当に大事なこと」は何か?

 それを書き出そうとしたとき、緊急の用事やToDoばかりが並んでしまうなら、少し注意が必要です。

 いつの間にか、人生の中心が「自分の望む未来」ではなく、「目の前のタスク」になってしまっているかもしれません。

 大切なのは、「本当に大事なこと」を人生の中心にすえることです。

「大多数のものは無価値である」

 そこで、ひとつ大事な考え方をお伝えします。

『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』(かんき出版)の中で、著者のグレッグ・マキューンはこう述べています。

「大多数のものは無価値である」

 私たちは「大事なことはたくさんある」と思い込み、あれも気になる、これも気になると、いろいろなことに注意を向けてしまいがちです。

 結果として、意識は分散し、力が削がれ、思考も散漫になり、やるべきことが停滞してしまうのです。

 この状態で「本当に大事なこと」を考えようとしても、「他にもまだある」と気が散ってしまい、なかなか核心にたどり着けません。

 あなたにとっての“本当に大事なこと”はなんでしょうか。

 それに向かって1つでも行動しましょう。

(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・加筆を行ったものです)