仕事のキャパが10倍になった」「圧倒的に悩む時間が減った
そんな感想が届いているのが、木下勝寿氏のベストセラー『売上最小化、利益最大化の法則』『時間最短化、成果最大化の法則』『チームX』『「悩まない人」の考え方』の強力4部作だ。なかでも「飛び抜けて面白い必読の一冊。心から「買い」!!」と絶賛されているのが、『「悩まない人」の考え方』。「ここ20年以上、まともに悩んだことがない」という著者が一生悩まない最強スキル30を初公開した。ゴールデンウィークを迎え、何かと悩みは多い時期。今回はライターの小川晶子氏に、読者に役立つ視点から鋭く読み解いてもらおう。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)

脳をジャックする「悩み事」を一瞬で消す方法Photo: Adobe Stock

集中力が質を高める

 仕事も趣味も、質を高められるかどうかは「集中力」にかかっている。
 集中できているときの自分はすごい。
 仕事の生産性が大幅に上がることを実感している人は多いだろう。

 私は集中できないときと集中できるときとで、生産性が3倍くらい違うと感じている。

 趣味の読書も集中力があればスピードが速いうえ、濃い読書体験となる。
 映画もゲームも、食べたり飲んだりすることさえ、集中できているかいないかで全然違う体験になる。

悩み事が「脳」をジャック

 集中力を阻害する要因は、睡眠不足や食後の眠気、どこか痛いところがあるなど身体的なものが一つ。

 そしてもう一つは、悩み事だ。

 モヤモヤ、イライラ、どうしよう……、気になることが脳をジャック。

 仕事をしていても本を読んでいても、いつのまにか思考が悩み事にシフトしてしまい、「いかんいかん、集中しなくては」と思い直すことを繰り返してしまう。

 これは脳にとってもかなり負担であるはずだ。
 注意力をあっちからこっちへとスイッチするたびに疲れが蓄積する。

 高い集中力を維持するには、悩み事にどう対処するかが重要なのである。

悩みを「課題」に変えるには?

 北の達人コーポレーション社長の木下勝寿氏は、「自分のやるべきことに集中したいからこそ、絶対に悩まないと決めている」という。

 そしてここ20年以上、まともに悩んだことがないそうだ。

 すべて順調で、悩みのタネがないからというわけではない。
 そもそも経営者という立場は悩みのタネの宝庫だ。

 思い通りにいかないことはたくさんあるし、事業規模が大きくなるほど、各所から相談事やトラブルが持ち上がる。
 それらに対して判断し続けなければならない。

 木下氏は著書『「悩まない人」の考え方』で、悩まずにいられる秘訣を30個紹介しているが、そのうちの1つが「課題への昇華をスケジュール化する」ことである。

 モヤモヤと何となく考え続けてしまう悩み事は、具体的な課題に昇華させることが必要だ。
 そのためには、次の5つのステップで考えればいい。

1.「悩んでいる自分」を自覚する
2.不快な感情の「原因」を考察する
3.「最終目的」に立ち返る
4.別の前提から「次なる一手」を導く
5.新しい課題(=やるべきこと)を実行する

(『「悩まない人」の考え方』p.292-293)

 各ステップの詳しい解説は本書を見ていただきたいが、3「最終目的」に立ち返るとは、「何がどうなったらいいのか」ということだ。

 いまモヤモヤと悩んでいる原因を考え、じゃあ「何がどうなったらいいのか」を考え、思い込みを外して「何をしたらいいか」を考える。

いますぐスケジュール帳に書き込もう

 問題が発生した瞬間にこの5つのステップの順番にガーッと考えてしまうことができれば一番いいが、それができない場合はいつ考えるのか」を確定させるのが非常に重要である。

 木下氏曰く、悩む人はこの「スケジュール確保」をサボッているのだという。

「また明日以降に持ち越そう」「週明けに検討しよう」ではなく、「◯月◯日◯時~◯時、この1時間で考える!」と具体的に決め、いますぐスケジュール帳に書き込むべきだ。
(『「悩まない人」の考え方』p.294)

 こうしてスケジュール化してしまえば、悩み事が常に脳に居座る必要がなくなる。

 予定した日時にガッツリ考えれば、どうせ課題に昇華させられるのだから、悩む意味がない。

 悩みを減らし、もっと集中したい人は試してみてはいかがだろうか。

(本稿は『「悩まない人」の考え方――1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30』に関する書き下ろし記事です。)