一般ビジネスパーソンが使いこなすにはまだ早い?導入の現実的なハードル

 OpenClawのように自由度の高い自律型AIエージェントは、正しく機能させれば非常に魅力的な技術ではあるが、現時点では一般のビジネスパーソンが気軽に使えるツールとは言い難い。

 まず、APIキーの設定やBotの構築、サーバー環境の準備などが必要になる。また、常に起動している専用のPCやサーバーが必要な場合もある。AIにコンピューター操作の権限を渡すということは、ある意味では「新しい社員アカウント」をシステムに追加するのと同じ意味を持つため、AIにどこまでの権限を与えるのかというセキュリティ管理も重要だ。その管理を誤れば、メールの誤送信や機密情報の流出といった不慮の事故につながる危険もある。

「物理的な接続」でAIを制御するという発想~DLAMという新アプローチに注目

 多くの自動化ツールは、管理者権限を持つソフトウェアをインストールしてコンピューターを操作する方式を採っているが、この方法では権限の過大付与やセキュリティリスクが生じやすい。これに対して、そうしたリスクを避けるための一つのアプローチとして注目されるのが、rabbit inc.が公開したDLAM(Desktop Large Action Model)である。

 一般のチャット系生成AIは大規模言語モデル(LLM)に基づいているが、その機能性を具体的なアクションに拡張したものが大規模アクションモデル(LAM)であり、その第5世代版がDLAMという位置付けになる。

「キーボードショートカットなどは使わずに、DLAMに処理を任せればよい」というメッセージを「CTRL+ALT+DLAM」というキービジュアルに託したrabbit r1。実はOpenClawにも対応するが、そちらのインストールは自己責任となる「キーボードショートカットなどは使わずに、DLAMに処理を任せればよい」というメッセージを「CTRLALT+DLAM」というキービジュアルに託したrabbit r1。実はOpenClawにも対応するが、そちらのインストールは自己責任となる 拡大画像表示