先週の総括

 先週の日経平均株価は、前半揉み合ったものの週末下落した。米国の住宅公社の信用不安も収まりつつあるものの、主要企業の四半期決算内容が期待を裏切る内容となっており、値を消す展開となった。6月の鉱工業生産指数が発表となり、前月比2%の低下となったが、市場では材料視されなかった。結局週末は前週末比1.8%安い1万3094円で引けた。

 規模別には、大型株の調整幅が大きかった。マザーズ指数は前週末比4.2%のマイナス、東証2部指数も同1.0%のマイナスであった。業種別には食料品、電力ガス、情報通信などディフェンシブ業種が上昇し、一方で機械、輸送用機器、ガラス土石などが下落した。

 
今週の予報

塗料業界:海外自動車用塗料が牽引して

「晴」→「晴」

晴
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 今週の日経平均株価は、揉み合いから弱含みの展開を予想する。3月決算銘柄の第1四半期決算が発表されたが、原料高などを反映して前期比大幅減益であり、しかも通期業績を下方修正した銘柄も散見される。

 好業績を発表した任天堂がストップ安まで売り込まれるなど、市場センチメントも悪化している。米国株式市場は落ち着きを取り戻しているものの、上値を追う材料には乏しい。

 塗料業界の株価が低迷している。主要3社(関西ペイント、日本ペイント、大日本塗料)は5月から6月にかけて戻り高値を取ったが、その後再び反落している。原料ナフサ高や主要ユーザーとなる自動車業界の不透明感などが背景にあろだろうが、アジア展開が着実に進み、3社ともに今期増益予想を出している。株価に出遅れ感があり、来年以降の景気回復を予想する投資家にとっては狙い目だろう。

  塗料業界の成長ドライバーは、海外自動車用塗料である。関西ペイントの連結売上げを見てみると、海外自動車用塗料の売上げは2003年度の141億円から2007年度の385億円まで2.7倍に増加している。中国、フィリピン、トルコなどで、新規に海外子会社を連結した効果が出ている。