人工知能(AI)自動化プラットフォームを手掛ける米Zapier(ザピアー)は、従業員のAI使用状況を追跡する新種の計測ツールを導入した。新たな注目指標は、どれだけのトークン(AI利用の単位)を消費しているかだ。生産性を大幅に向上させ、仕事の性質を変えると期待されているAIの成果物は、何もないところから生まれるように見えるかもしれない。しかし実際には、データセンターがプロンプト(指示文)を処理し、それを解釈するという、目に見えないが精密で高コストなプロセスから生み出されている。人がAIボットにプロンプトを入力したり、AIエージェントにコードを書かせたりするたびに、その計算資源はトークンという単位で測定される。テキストベースのAIの場合はかなりシンプルで、750語を生成するには約1000トークンが必要となる。コードを書いたり、動画や音声を作成したり、AIエージェントに数日がかりの複雑なタスクを実行させたりする場合はより複雑になるが、基本的な考え方は同じだ。作業量が多いほど、使用されるトークンも多くなる。