さらに、ゴミはどうするのか。雪が降ったら除雪はどうするのか。ようするにすべて自分でなんとかするしかないのである。
原村の中古物件では
理想の山暮らしには遠い
では、長野県諏訪郡の原村の中の土地や中古物件ならどうか。探せばあると思うが、土地が狭い。都会と比べると多少は広いかもしれないが、よくある住宅街と変わらない。自然に囲まれた山で暮らしたいと思っているのに、周囲を家々で囲まれた建売住宅になってしまう。標高も低い。それでは意味がない。
地域によって雰囲気が少し違うと思うが、村には昔からそこで暮らしている人たちがいる。都心とは違い、田舎では近所付き合いがある。突然外から入り、そこで暮らす人たちの輪に溶け込めるかどうかという不安もある。閉鎖的という意味ではない。
古くからそこで暮らす人たちからすれば、外から来た人を「何者?」という目で見るのもわかる。仲良くなればいいが、時間がかかる。受け入れられないと住み辛くなる。
その点、別荘地はどうかというと、定住している人もどこかからの移住者だから、地元特有のネットワークなんてない。みんな「よそ者」なのだ。だから輪に入るも入らないもないのである。それはとても楽だ。
それに別荘地は、電気も通っているし、プロパンガスも業者が交換しに来てくれる。蛇口をひねれば水が出る。下水はないが、合併浄化槽という巨大なポリタンクのようなものを地中に埋め、汚水を微生物が分解して地中に流すのが主流になっている。使っているほうとしては下水があるのと何も変わらず不便は感じない。
ゴミ捨て場も管理事務所の隣にあり、分別さえすればいつでもゴミが捨てられる。
ゴミ収集の管理や、道路脇の草刈り、道路の整備、雪かきなどは管理事務所の人がやってくれる。管理費はかかるが、恩恵を考えると決して高くはない。
それに別荘地の敷地は一区画がだいたい300坪くらいあるし、周囲は自然に囲まれている。丸山の森は幹線道路沿いではないから、用のない車は入ってこない。
同書より転載







