部屋を案内する男性と案内される男性と女性写真はイメージです Photo:PIXTA

不動産を探すとき、ネットで物件情報を集めるのが当たり前になった。しかし、「ネットに出ている物件は二級品」で、「本当にいい物件は担当者が抱え込む」のが暗黙の了解になっているという。どうすれば不動産屋に舐められず、表に出ない良物件にたどり着けるのか。担当者の態度を変える、玄人の会話術とは?※本稿は、不動産評論家の牧野知弘『50歳からの不動産 不動産屋と銀行に煽られないために』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。

本当にいい物件は
担当者が隠し持っている

 現代はネット社会。いくら不動産業界がアナログ業界だといっても、ネット上は不動産情報であふれかえっています。

 ネットの不動産中古サイトなどを覗くのはなかなか楽しいものです。たとえば自分が興味を持った街や駅の名で検索すると、新築はもちろん、中古で売却希望、賃貸希望の物件がずらりと登場します。

 検索機能も細分化されていますから、駅まで徒歩何分以内(業界では徒歩の速度は1分80m)、築年数、価格などで対象物件を検索できますので、自分の希望と予算などに応じて閲覧できます。

 ただネットだけを見て物件を決める前に気を付けたいことがあります。業界内ではネットに掲載している物件は、あくまでも二級物件であり、本当に良い物件は担当者が抱え込んでいるという暗黙の了解があります。

 良い玉は自分で抱え、表には出さないということが横行しているのです。横行といいましたが、業界ルールで、中古取り扱い物件は必ず業界専用サイトに掲載する必要があり、例えば東日本の物件であればREINS(東日本不動産流通機構)のサイトに登録する必要があります。