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【ドバイ】ペルシャ湾岸諸国では新たな戦争のリズムが定着し、企業は混乱に適応しようと努め、住民はイランのミサイル攻撃警報に慣れつつある。攻撃自体は続いているが、その頻度は低下した。
イランの攻撃が比較的小康状態にあるにもかかわらず、湾岸諸国全域では「事態は近いうちに悪化し、好転するのはまだ先」との見方が強まっている。
イラン政権に対するドナルド・トランプ米大統領の最新の外交努力は、これまでのところ有意義な成果を生んでいない。数千人の米軍部隊がこの地域に向かっている上、イランが湾岸諸国のインフラに対する新たな攻撃を警告していることから、中東諸国は、さらに深刻な大規模紛争に陥り、域内経済が壊滅的な打撃を受ける可能性に備えている。
「当事者全員が強い不信感を抱いているため、即時停戦はほぼ不可能だろう」とクウェート大学のハマド・アルトゥナヤン教授は話す。「当事者はまだこの紛争に深く関与している。近いうちに緊張緩和が実現することはなさそうだ」
イランのミサイル・ドローン(無人機)攻撃の矢面に立ったアラブ首長国連邦(UAE)は、イラン革命防衛隊(IRGC)の支配が強まる現政権との交渉による解決について、幻想を抱いていない。停戦の実現ではなく、イランが中東地域にもたらす脅威の全範囲(核兵器からミサイル、代理武装組織に至るまで)に対処する「決定的な結末」に焦点を当てるべきだと、UAEの当局者らは述べている。
UAEのノウラ・カービ外務担当国務相はインタビューで、IRGCはこの1カ月間、同国の主に民間の標的を攻撃し、ホルムズ海峡の航行を妨害することで、テロ組織のように振る舞っていると指摘した。「彼らは責任を問われる必要がある。世界を人質に取っている」







