米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は3月、米誌バニティ・フェア主催のアカデミー賞授賞式後のパーティーに出席するため、ロサンゼルスに到着した。そのわずか数週間後には、同社の動画生成ツール「Sora(ソラ)」をハリウッドの映画スタジオが使用できることになっていた。対話型AI(人工知能)「チャットGPT」が大成功を収めたのに続き、ソラは消費者向けAIの次のフロンティアだとの触れ込みだった。このシンプルなアプリは、米国発のエンターテインメント要素が強いバスケットボールチーム「ハーレム・グローブトロッターズ」さながらのドリブルワークを披露し、映画「スター・ウォーズ」の悪役ダース・ベイダーとライトセーバーで戦わせるなど、ユーザーが自分や友人らを好きな場面に登場させ、動画を生成できるものだ。