不登校の子にとって「毒になる言葉」と「薬になる言葉」の決定的な違い学校に遅刻しそうなのに、ゆっくり準備をしていたり、遅刻が悪いことだとも思っていないような態度を子どもが取ったりしたら?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

長期の休み明けは子どもの不登校が多くなる傾向にあります。自身も子どもの不登校・行きしぶりを経験したことから、NLP心理学に基づくコミュニケーション・スキルを学んだ富永愛梨さんは、親の言葉がけで子どもを救うことができるといいます。富永さんの著書『不登校の子が元気になる言葉 つらくなる言葉』(青春出版社)から、子どもが元気になる言葉がけをご紹介します。

子どもが見ている世界は、
親の言葉がけで変えられる

 不登校や行きしぶりの子どもの不安や恐怖心が強い状態を、出口も分からないお化け屋敷の中をビクビクしながら手探りで歩いているようなものだとイメージしてみてください。

 真っ暗闇で、何が起こるのかまったく先が見えないお化け屋敷の中を歩くのは、とっても怖いですよね。

 しかし、お化け屋敷は暗いから怖いのであって、電気をつけて明るくしてしまえば、どこにお化けが隠れているのか、どんな仕掛けがあるのか見えるので、途端に怖くなくなります。

 真っ暗闇のお化け屋敷の中で、子どもと一緒に目の前のことに反応して怖がったり不安になったりしていたら、いつまでたっても子どもを救ってあげることはできません。

 お化け屋敷の電気をつけて、隅々まで光を照らしてあげるとするなら、どの位置から光を照らしてあげたらいいでしょうか。

 子どもと同じ視点で光を照らしたら、目の前しか照らせません。部屋の隅々まで光を照らしてあげようとするなら、子どもの頭上よりももっと上から照らす必要がありますよね。

 そのためには、今までよりも、少し高い視点で物事を見ていく必要があります。