フォトンでは土台となる基礎を定着させるために「1日1問」というノートを作っています。

 たとえばテキストがNo.1からNo.30まである場合、テキスト番号順に毎日それぞれのテキストから1問ずつ選んで解くことになります。No.30まで終わったら、また No.1から取り組むというのを繰り返してもらいます。
 
 このやり方は目先の塾の月例テストに対しては、全く効果がありません。なぜなら、その問題は月例テストには出ないから。しかし、土台を固めることを考えたら、絶対に必要なことになります。これが本番に生きてくるわけです。

 このように、短期的に見れば無駄に見えることが実は重要だということは結構あります。

 漢字学習にたとえると分かりやすいかもしれません。よく小テストのために書き取りをやりますよね。テスト前に必死で覚えて、そのときは満点が取れると。しかし半年後に同じ問題をやってみると忘れているというのはよくある話です。

 親御様は「ウチの子、忘れやすいんです」と言いがちです。しかし、これは忘れやすいのではなく、勉強の仕方を間違えているだけなのです。

1回間違えた問題は
何回やっても間違える

 大抵の人間は1週間もしたら8割ぐらいのことは忘れます。ですから、再テストをするのであれば 、3日後から1週間後あたりにすべきです。もしそこで正答できた問題があるなら、それはもうやる必要はない。なぜなら覚えた問題だからです。つまり、できなかった問題を練習するということが入試に生きる勉強の仕方です。

 明日テストだから覚えようというのは、勉強へのひとつのきっかけにはなりますが、すでに覚えたものをやる必要はありません。未だに、小学生の漢字の宿題で同じ字を30回書いて提出するというのがあるようですが、そういう生徒を目にしたら、私はこう言っています。

「腕の筋トレしてるの?」って(笑)。漢字で言うと全て勉強するのではなく、できない漢字だけ覚えるべきという話です。やっぱり同じ時間を費やすのであれば、勉強は効率的にやらないともったいないです。