――先ほどの「1日1問」の他にも、土台が身に付くやり方はありますか?
フォトンでは、1つの授業があったら1週間後に、その回の授業で演習した問題をもう1回解かせてきます。そして、さらに 3週間後ぐらいに、もう1回解いてもらい、さらに4カ月後にもう1回解いてもらう。
単元ごとのテキスト演習を1週間後、3週間後、4カ月後の3回やらせるんですね。ある程度時間がたつと、普通は忘れてしまいますから、忘れかけた頃にどんどんこういう形でやってもらい、しっかり基礎を固めるということを大切にしていますね。そのときに覚えてないものをピックアップして、それを重点的にやらないとダメなのです。
さらに申し上げると、算数は特にそうなのですが、1回間違えた問題は何回やっても間違える。「考え方の癖」だからです。
無意識のうちに特定の思考パターンに流されてしまっているので、重点的にエネルギーを投入して頭の使い方を変える必要があります。
裏を返すと「できる問題は何回やってもできる」のです。
つまり、できる問題はやる必要がない。できる問題もやろうとするから時間の無駄になっているということです。
自分の苦手なところ、定着しにくいところというのは、実は明確です。その子にとってできない箇所ははっきりしています。ですから、そこだけを抽出してやっていかないと限られた時間の中で算数ができるようにはならないということです。
勉強は効率よくやらないと時間がいくらあっても足りません。教え方も確かに大事ですが、同じくらい勉強の仕方が大切です。
――フォトンでは、重点的に取り組むべき問題を先生方がマンツーマンでピックアップしてくださるのですか?
いいえ、そこは本人にやってもらいます。間違えた問題は、ノートではなくテキストの問題番号に自分で印をつけます。それを溜めていくと、自分だけの苦手問題集になるという仕組みです。
ご家庭でも宿題を間違えたら、その問題に印をつけてもらうようにしています。自分自身の「考え方の癖」を自分で把握してもらうためです。
当然、教えている講師はその子が苦手なことを把握していますが、親御さんも分かると思いますよ。この苦手問題集を作っているうちに子ども自身も「こういう問題が苦手だ」というのが明確に分かってきます。







