フォトンでは4カ月に1回、大テストをやっています。4カ月もたつと苦手な問題が溜まっているはずですから、その時は徹底的にこの苦手問題集に取り組んでもらいます。当然、生徒によってやる内容は違います。このテストでクラスが決まるので、みんな、必死にやってきます。
毎月実施しているわけではないので、中には入試よりも緊張したと言う卒業生もいます。でも、そのくらいの緊張感がないと一生懸命やってきてくれないですから(笑)。
――要は、その子の弱みを見つけて克服してあげることが入試で点数を取るのに有効だということですか?
子育てに関して、強みを伸ばそうとか、成功体験を積ませて自信を付けさせるとよく言われます。しかし、受験に関しては、苦手な部分を見つけて人並みにできるようにしてあげることで点数がまとまってくるのです。
ちょっと大きなテーマになりますが、社会に出た際には自分の得意分野で勝負することになります。ビジネスにおいて自分の苦手な分野で勝負して勝てるわけがないですから。
しかし、ビジネスであっても、日々の業務を改善していくときには、先ほど申し上げたような自らの思考の癖だったり、苦手な課題だったりをしっかり改善していかなければならないのです。つまり、得意で勝負するための土台づくりとして「苦手に向き合って克服する」というプロセスは必要となります。決して無駄な作業ではないのです。
算数は才能ではなく努力です。もちろん、努力でなんとかなる部分、ならない部分はあります。しかし、努力で伸ばせる部分のほうが多いのも確かです。それには、できなかった問題をちゃんとピックアップして何回も解き、記憶に定着させることが大切です。それこそが、算数が得意になる一番の近道だと思います。







