「親が買ったのに、なぜか子どもも夢中になっています!!」
と話題になっているのが、書籍『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』(野村裕之著、ダイヤモンド社刊)だ。この本は、Google、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験でも出題され、“考える力”を鍛えるトレーニングしても注目される「論理的思考問題」を紹介したビジネス書。2024年の年間ベストセラー4位(ビジネス書単行本/トーハン調べ)になり、欧米を含む世界13か国でも発売が決定。シリーズ最新作『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』も登場するなど話題になっている。
なにより異例なのが、ビジネス書であるにもかかわらず全世代にウケていることだ。「家に置いていたら子どもが先に読んでいた」「会社の研修で使いました」「脳トレとして読んでいる」といった声が殺到。この記事では、同書から1問を選んでAIに出題してみた。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)

「頭のいい子どもたち」が夢中になっている“考える力がつく問題”とは?『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』より

AIは「論理的思考問題」を解けるのか?

「考える力」が試される論理的思考問題。
 では、「AI」は解くことができるのでしょうか?

 書籍『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』から1問を抜粋して、AIに下記のように聞いてみました。

「論理的思考問題」と呼ばれるものがあります。以下が、その特徴です。
・知識や難しい計算は不要で、問題文を読んで論理的に考えれば答えが出せる
・必要な情報は、問題文に書かれていることのみ

上記の定義を踏まえて、下記の「論理的思考問題」を解いてください。


「営業コンテストの参加数」
営業のセールストークスキルを競う全国大会がおこなわれた。
1社につきかならず3人の社員が参加している。
あなたの会社からはA,B,Cの3人が出場したところ、次のような結果になった。

A:参加者全員のちょうど真ん中の順位だった
B:Aより下の19位だった
C:28位だった

いくつの企業が、大会に参加したのだろうか?

 

――『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』(43ページ)より

 さて、回答はいかに?

 ここから先に、AIによる解説と回答を掲載しています。
 進む前に、一度ご自身でも考えてみてください。

 …よろしいでしょうか。
 では、回答を見てみましょう。

 なおAIによる回答は実際の出力から内容を変えずに、文字のサイズ、色、太さのみ編集しています。

AIの回答

答えは11社です。

◾️考え方

文の意味をそのまま読むと、

・A:参加者全員のちょうど真ん中の順位
・B:Aより下の、19位
・C:28位

となります。
ここで大事なのは、Bは「Aより19位下」ではなく、「Aより下の順位で、その順位は19位」だということです。
つまり、Bは19位です。


◾️Aの順位を考える

Aは「参加者全員のちょうど真ん中の順位」でした。
そしてBは19位で、しかもAより下です。

順位の数字が大きいほど下位なので、Aは19位より上でなければなりません。

つまり、Aの順位は18位以下です。

◾️参加者の総数を考える

Aがちょうど真ん中の順位なら、参加者数は奇数で、

参加者数 = 2 × Aの順位 - 1

になります。

Aは18位以下なので、参加者数は最大でも

2×18-1=35人

です。

一方で、Cが28位なので、参加者は少なくとも28人以上いなければなりません。

さらに、1社につき必ず3人参加なので、参加者総数は3の倍数です。

◾️条件を満たす人数を探す

28人以上35人以下で、3の倍数の人数は

・30人
・33人

の2つです。

でも30人だと、真ん中の順位は15.5位になってしまい、「ちょうど真ん中の順位」が存在しません。

したがって、参加者数は33人

◾️企業数

1社3人ずつ参加なので、

33 ÷ 3 = 11

よって、参加した企業数は11社です。

 ふむふむ、なるほど…。
 この回答、はたして正解なのでしょうか?

 次ページで、書籍で紹介している回答を確認してみましょう。