米国は建国当初から、世界とその先の探検の先駆者であり続けてきた。例えば「発見隊」の北米大陸横断、ピアリー・ヘンソン探検隊の北極点到達、そして「アポロ11号」の月面着陸ミッションが挙げられる。これらの成功の要因は何か。不屈の精神と、決意、粘り強さが不可欠だったのは明らかだ。だが極めて重要な役割を果たしたのは、米国社会に特有の二つの要因だ。これらの要因は、今後何十年間にもわたって米国の探検活動を形作る公算が大きい。第一の要因は、米国の自由市場システムと強力な特許法によって、探検家とその支援者たちの間にリスクをいとわない姿勢とイノベーションが報われる風土が生み出されたことだ。米国憲法自体が知的財産権に関する条項の中で、「著者と発明家に、それぞれの著作物や発見に対する独占権」を保障している。このため建国当初から、技術者や科学者は冒険家を支援する発明から利益を得ることが可能となった。
米国の世界探検、なぜ成功できたか
建国以来の注目すべき探検を振り返ると、人跡未踏の地への到達を可能にした二つの要因が浮かび上がる
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