雇用側の工夫とオン・オフの切り替えの重要性

仕事の「オン」と「オフ」をしっかりと切り分けることは、メンタルケアにおいて非常に重要です。これからはもっと当たり前の権利として浸透していくべきです。

私自身も、遊びに行く時や休みたい時は徹底して「つながらない」ようにしています。そうしなければ心身の回復はできませんし、仕事も嫌になってしまいます。それは決して「わがまま」ではありません。

「担当だからいつでも連絡がつく」という体制は、コストを取るべき贅沢なサービスです。無理なく効率的に良いサービスを提供するためには、毎回担当者につながらなくても回るシステム(時間外は当番が対応し、後で引き継ぐなど)を作るべきです。

「人手不足で難しい」という声もあるでしょうが、それは雇用側の理屈に過ぎません。これからは、工夫をして「つながらない権利」をキープしながら業務を回す意識が、より一層大切になってくるはずです。

意識して「つながらない時間」をつくりましょう

皆さんに今日からできるアドバイスとしては、「意識してつながらない時間をつくる」ということ。仕事から離れてつながらない状態をつくるだけで、メンタルは回復します。

もし、「労働時間がすごく長いわけではないのに、なんとなくだるい、疲れる」と感じている場合は、どこかで仕事とつながってしまっているのかもしれません。ぜひ、意識して「つながらない時間」をつくることを考えてみてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。