◆「若さへの執着」を捨てた人だけが手にする本当の輝き
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)

【精神科医が教える】ありのままの白髪を受け入れられる人に共通する「心理的特徴」とは?Photo: Adobe Stock

なぜ若作りしているのに若く見えない?

今日は「若作りは老ける」という、少し変わったテーマでお話しします。「若く見せようと努力しているのに、逆に老けて見えてしまう」というのはなんとも不思議な話ですよね。

もちろん、若くあろうとする努力自体は決して無駄ではありませんし、けなすつもりもありません。しかし、「若作りをしている」とわざわざ言われてしまう時点で、実はその努力はあまりうまくいっていないのです。では、なぜ若くなりたいと努力しているのに若く見えないのでしょうか。

若作りが裏目に出てしまう理由

そもそも「若作り」の根底にあるのは、「若さへの執着」です。若く見せたいという気持ちは「今の自分は若くない」という焦りから起きるものであり、それが表に出てしまうからこそ、なおさら老けて見えてしまいます。

また、「若い」というのはあくまで他人からの評価であって、自分ではコントロールしようがないものです。それにもかかわらず、他人からどう思われるかを意識しすぎるのは、私がよく言う「他人軸」で生きている状態です。

他人の目を気にして動くのはストレスが多く、うまくいかないことも多いため、若さに執着して他人の目を意識すればするほど、どんどん空回りしてしまいます。

本当の「若さ」の正体は「自分軸」

ここで言う「若く見える」というのは、見た目やルッキズムの話ではなく、「毎日を若々しく生きる」という意味です。主体性を持って、いつまでも世界を楽しく味わっていこうという姿勢があれば、勝手に若々しく見えるものです。

反対に「あの頃は良かった」と過去にとらわれて若く見せようとするのは、若者のマインドから一番遠ざかっている状態だと言えます。若く見せるためにどうすればいいか迷ったら、ご自身の若い頃の気持ちを思い出してみてください。他人の目を気にするよりも、自分のやりたい目標に向かって、毎日「楽しいな」と夢中になって動いていたのではないでしょうか。

つまり、本当の若さの正体とは「自分軸」なのです。若作りをしている時は他人にどう見られるかばかりを気にして、自分のやりたいことをやっていないからこそ、うまくいかないし若くも見えないのです。