言いようもないモヤモヤはなぜ消えないのか。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

【なぜ消えない?】なんとなく毎日モヤモヤする人の“たった1つの原因”Photo: Adobe Stock

モヤモヤの原因は認識のズレ

「特に不満があるわけじゃないのに、なぜか満たされない」
そんな感覚を、抱えたまま過ごしていないだろうか。

やるべきことはこなしている。
忙しくもしているし、怠けているわけでもない。
それでも、1日が終わるとどこかスッキリしない。

多くの人は、この原因を「まだ足りないからだ」と考える。
だから、もっと予定を詰め込み、もっと効率よく動こうとする。
だが、問題はそこではない。
実は、このモヤモヤの正体は、もっとシンプルな“認識のズレ”にある。

目標は1年単位で評価しよう

そのズレとは、「人は1日で達成できることを多く見積もり、1年で達成できることを少なく見積もっている」というものだ。1日ではなく、1年単位で自分を評価しよう。

 1年365日を合計すれば、相当な時間になる。
 私は、このように長い目で時間をとらえるようになってから、大きな目標をそれ以前よりはるかに達成しやすくなった。
 また、長期的に時間をとらえると、ストレスも減る。ハイパーフォーカスとそれに続くバーンアウトのサイクルは、つねに生産的であることを難しくする。それでも、時間をかけることで確実に成果を積み重ねられる。
 このことを知っていると、着実に前進できる。また、やむを得ず後退しなければならないときも自分を許せる。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

要するに、モヤモヤの正体はシンプルだ。
「今日」で自分を評価していることにある。

1日単位では、できなかったことばかりが目につく。
だから、どれだけ動いても満たされない。
だが、1年単位で見れば、積み重ねは確実に増えていく。

問題は努力ではなく、「時間の切り取り方」だ。
モヤモヤを消したいなら、
「今日できたか」ではなく、「この1年で何を積み上げるか」で考えられるようにしよう。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)