米国は和平合意と引き換えに、イランに対してウラン濃縮活動を20年間停止するよう求めたが、イラン側はこの提案を一蹴し、数年を超える停止は検討しないとしている。だが、たとえ双方が濃縮活動について合意に達したとしても、重大な疑問が浮上する。20年という期限付きの合意は、イランの核開発計画に対する強力な抑止力となり得るのか、それとも核兵器保有への道を先送りするだけの脆弱(ぜいじゃく)な妥協案に過ぎないのかという疑問だ。国家安全保障会議(NSC)のイラン担当ディレクターを務め、現在は大西洋評議会(アトランティック・カウンシル)に所属するネイト・スワンソン氏は、「20年間の停止は大きな意味を持つだろう。だが、それがイランの核への野望をけん制する上で大きく寄与するのか、またどのような代償を伴うのかを知るには、依然としてあらゆる具体的な詳細が必要だ」と述べた。