スビアント・インドネシア大統領を待つフランス・マクロン大統領Photo:Anadolu/gettyimages

【ロンドン】欧州諸国は有志国でホルムズ海峡再開を支援する計画を策定しており、機雷を除去する駆逐艦などの派遣を検討している。ただし実行に移すのは戦争終結後で、米国は参加しない可能性がある。

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領は14日、この計画は「交戦」当事者を含まない国際的な防衛任務だと説明した。これは、米国、イスラエル、イランを含まないことを意味する。計画を知る欧州の外交官らによると、欧州の艦船は米国の指揮下には置かれない。

 計画の狙いは、戦闘終結後に海運会社が安心して同海峡を利用できるようにすることで、それにはまだ時間がかかる可能性があると当局者はみている。

 ドイツ高官によると、同国もこの計画に参加する可能性が高い。ドイツはこれまで、軍事的関与を検討することに後ろ向きな姿勢を示してきた。第2次世界大戦以降、国外の軍事行動への参加は政治的・法的ハードルが高かった。だが早ければ16日にも参加を表明する可能性があると同高官は述べた。

 ドイツが参加すれば、任務は当初予想より大規模になる可能性がある。ドイツは英国やフランスより財政余力があるほか、この任務に必要な軍事資産もある。

 マクロン氏とキア・スターマー英首相は、数十カ国が参加するオンライン会合を17日に主催し、敵対行為の終結後にホルムズ海峡をどう管理するかを協議する。仏英当局者によると、米国は参加しない。中国とインドは招待されているものの、参加するかどうかは不明だと仏高官は話した。