写真はイメージです Photo:PIXTA
言いたいことをはっきり言わないくせに、周囲に汲み取ってもらうことを内心期待している。「別に何もありません」と言っていたはずなのに、陰で「助けてくれない上司」と悪い噂を立てられる……こうした“面倒くさい人”が抱えている、独特な「甘えの心理」とは?(心理学博士 MP人間科学研究所代表 榎本博明)
※本記事は『【新装版】かかわると面倒くさい人』(日経プレミアシリーズ)から抜粋・再編集したものです。
常に不満げで、被害者意識をチラつかせる部下
はっきり言わずに、密かに不満を溜め込むタイプの人がいる。
何だか不満げで、言いたいことがあるのを我慢しているような、うじうじした態度を見るにつけ、
「何か言いたいことがあるなら、はっきり言えよ」
「不満があるなら言ってほしい。言ってくれれば対処もできるけど、言ってくれないとこっちもどうしようもないじゃないか」
と文句を言いたくもなる。
いじめたわけでも無視したわけでもなく、こっちは何も悪いことはしていないのに、被害者意識をもっているような感じさえ漂う。これは面倒くさい。
そういう人物は甘えが強すぎるのだ。
表面上は何の要求もない様子を装っているが、心の中では不満が渦巻いている。どんな不満か?それは、相手が期待に応えてくれないことによる不満だ。
はっきり言わなくても、こちらの意向を汲み取って、うまく取り計らってくれると期待している。だが、他人が、言葉に出さずにどんなことを思っているかなど、なかなかわかるものではない。







