そうした工夫をすることで、親子の前向きな対話が増えていくはずですよ。
ポイント
・「どうしてわからないの?」と怒られても、子どもは答えられない。
・子どもの心に届きやすい言葉に言いかえることで、前向きな対話ができる。
子どもにイライラしてしまう
本当の理由を知ろう
子どもと一緒に過ごしていると、「どうしてできないの?」「私は親としてどうすればいいの?」とイライラすることもあるかもしれませんね。
そのイライラは、子どもの未熟さが原因と思われがちですが、そうとも限りません。
実は親は、「自分が思ったとおりに子どもが動かない」という理由でストレスを感じているケースが少なくないからです。
たとえば子どもが、ノートに何度も歴史の年号を書いて暗記しようとしていたとします。
親はその様子を見て「もっといい覚え方があるのに」と思い、「こうしたほうがいいよ」と別の方法を教えるのですが、子どもは自分なりのやり方を変えようとしません。
そのまま見守ってみたところで思うように暗記ができなければ、親は次第にイライラしはじめます。
「私が言ったとおりに子どもが動いてくれない。私が教えた方法でやれば、もっとうまくいくはずなのに……」と、そんな思いがあふれ出してしまうのです。
でも、子どもにしてみれば、そんなことでイライラされるのは理不尽にも感じますね。
『中学受験で子どもを壊さない!合格へ導く「5つの約束」』(井上晴美、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「自分なりにがんばっているのに、どうして怒られるの?」と腑に落ちないのは、当然の心情です。
親も完璧ではありません。日々、学びの途中です。完璧でなくていいし、正解がわからなくても大丈夫。
子どものためを思ってがんばる気持ちの中に、時には不器用さや迷いがあるのも自然なことです。
悩みながらも前に進む姿こそが、子どもにとっても大切な学びになります。
「親自身が成長するチャンス」と捉え子どもと向き合うことで、親子ともに成長できる受験となることでしょう。
ポイント
・親のイライラの原因は、「自分が思ったとおりに子どもが動いてくれない」というもどかしさにあることも。
・親が考える正解が、子どもにとっても正解とは限らない。
・中学受験は、子どもだけではなく親が成長する機会でもある。







