社会人3年目・ZAi編集部員のザイゼンが、お金の“基礎知識”をあれこれ学ぶ連載「目指せ! お金名人」。今回のテーマは「投資で陥る“思い込み”とは?」。株などが想定通りに動かず値下がりしたとき、売却して損失の広がりを食い止めることを損切りという。損切りは苦手な人が多いが、それは人間特有の“思い込み”が原因だった!? 今回は、行動経済学&心理学に精通する資産運用会社インベスコの長谷川愛先生に、思い込みに振り回されて損をしないための方法を教えてもらった!(ダイヤモンド・ザイ編集部 イラスト:オゼキイサム)
「ダイヤモンド・ザイ」2026年6月号の「目指せ! おカネ名人」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。
人は未来より目の前の利益を過大評価する傾向が強い!
思考停止の状態で他人と同じ選択をすると損をする!

ザイゼン 投資には「損する行動パターン」があるって本当ですか?
長谷川 たいていは「思い込み」が原因ですね。この思い込みを「バイアス」ともいいます。代表的な5つの思い込みを紹介しましょう。
ザイゼン 早速、教えてください!
長谷川 まずは投資を始めるとき。毎月1万円を積立てようと思いながら、つい飲み会や趣味で浪費。積立の開始を先送りにする人がけっこういます。早いうちから積立を始めれば、将来大きな利益を得られる可能性があるのに、人間は「未来よりも目の前の利益を優先してしまう」(現在志向バイアス)んです。
ザイゼン 友人にもいます……。
長谷川 ほかに「みんなと同じものを選べば安心」(バンドワゴン効果)という思い込みもありますね。買付ランキング上位の商品を安易に選んでしまう行為です。
ザイゼン ランキング上位なら、よい商品ではないですか?
長谷川 もちろん、その場合もあります。ただ、買いが集まった結果、すでに割高になった銘柄が紛れ込んでいることも。加えて、人気商品が自分にも適しているとは限りません。
ザイゼン 人気につられずに、買い時や商品内容の検証が必要ですね。







