中国政府は数十年にわたり、国民に対して簡潔なメッセージを発信してきた。「米国は混沌(こんとん)とした危険な場所だ」と。そのメッセージは長い間、ほとんど共感を呼ぶことはなかった。何百万人もの中国人が太平洋の向こう側に「丘の上の輝く街(理想郷)」を見ていたからだ。中国の最も優秀な人材の多くにとって、米国は強固な法の支配に支えられた、無限のチャンスがある土地だった。だが現在、米国の魅力は薄れつつあり、母国へと引き寄せられる中国のエリートの若者や実業家、科学者が増えている。帰国した人々の一部は、米国の厳格化する移民制限だけでなく、老朽化したインフラ、銃による暴力、生活費の高さに嫌気が差したと語る。対照的に中国では、近年多くの都市が清潔で住みやすくなり、効率的な地下鉄や高速鉄道で結ばれている。
「米国の夢」魅力薄れる、中国エリート層に広がる幻滅
米国の移民制限や治安を懸念、帰国選ぶ優秀な中国人材
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