他人と比較してしまうのは「頭がお暇」だからです。コンプレックスは無理に解消せず自分の一部として受け入れましょう。悩みに執着するのではなく「自分がどうなりたいか」という目標に意識を向け、目の前の行動に集中することが大切です。ネガティブな感情は一旦脇に置き、やりたいことに向かって小さな行動を重ねることで自信が生まれます。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)

【精神科医が教える】人と比べて落ち込む人が無意識にやっている「NG思考」ワースト1Photo: Adobe Stock

他人と比較してしまう悪循環から抜け出す方法

自己肯定感が低く、学歴や容姿などに強いコンプレックスを抱き、他人と比較しては落ち込んでしまうという人は少なくありません。場合によっては、周囲のコミュニティに入れず疎外感を感じてしまい、適応障害や退職といった事態に追い込まれることもあります。

どうしても他人と比較して嫌な気持ちになってしまう時、そこから抜け出すためにはいくつかの大切な考え方があります。

比較してしまう原因は?

他人との比較が止まらなくなる原因の一つは、「頭がお暇」な状態にあることです。

例えば、目の前の仕事や作業に無我夢中で集中している時は、他人と自分を比べるようなことは考えません。しかし、作業中などにふと別のことに気が向いてしまうと、途端にネガティブなことをぐるぐると考え始めてしまいます。このような状態に陥ると、すぐには解決しない厄介な問題ばかりに思考を巡らせるようになってしまいます。

この状態を抜け出すための1番の答えは、「自分のやっていることに集中する」ということです。

コンプレックスへの対処法

自己肯定感の低さやコンプレックスは、ある意味でその人の人格の一部でもあります。「これらを完全になくさなければ、物事はうまくいかない」と思い詰めてしまうと、いつまで経っても前へ進むことができません。

コンプレックスも含めて自分自身であると認識し、少し極端な表現かもしれませんが「抱きしめてあげる」くらいの気持ちでいたほうが良いでしょう。それらが全てなくなってしまえば、それはもはや自分ではなくなってしまうからです。