同様に、心臓の冠状動脈も硬化症によって狭窄(きょうさく)すると、もともと高い圧に頼らない構造であるがゆえに血流が低下しやすく、結果として心血管疾患の発症につながります。
神様は、まさか人類がこれほど栄養過多、脂質過多、塩分過多の食生活をするようになるとは思ってもみなかったのだと思います。
健康でいるための鍵は何か
「立ち返る」という発想
では、私たちはどうすれば神様のすばらしい設計をムダにせず、健康でいられるのでしょうか。
私の考えるキーワードは「立ち返る」です。
日本人は長らく、主に米や野菜、魚を食べてきました。いわゆる「粗食」と呼ばれるような食事に立ち返ることが、栄養過多、脂質過多、塩分過多にならないために重要だと思います。
さらに自炊もすれば理想的です。魚の塩焼きにもどれだけ塩を使っているか、自分で料理してみれば一目瞭然です。自然と、塩分摂取量を考えた食生活になっていくはずです。
また、人は活動しっ放しだと短命になってしまいます。人の身体は、地球の24時間のサイクルに合わせて、お天道様といっしょに生活することでバランスを保っています。
夜勤ばかり続けたり、早朝と夜の仕事が混在していたりすると、自律神経に乱れが起きて心臓や血管に負担がかかり、いわゆる過労死につながりやすくなります。
職業柄、難しい人もいるかもしれませんが、なるべく不規則な生活をしない。適度に身体を動かし、汗を流す。仕事の合間には適度な休息を取り、睡眠をしっかり取る。こうした、ごく当たり前の生活に立ち返ることを意識してみてください。
せっかく神様がうまい具合につくってくれた身体です。私たちはそれをないがしろにしないような生き方をしなければもったいないし、バチが当たると思います。
自分の衰えに気づかない
過信が突然死を招く
自分の体力を過信しないことも非常に重要です。人は誰でも年を取ります。年を取ると、あらゆる臓器の機能が低下します。筋肉量が減少し、骨密度が低下します。判断力や記憶力も鈍ってきます。こうした老化現象は私たちの心身に確実に影響を与えます。







