中国や韓国に対して、外務省を含めて、こうした経緯の説明が理解されていないということでしょう。不戦の誓いですから、韓国、中国もありがたいはずなんです。

 日本はもう全く(戦争は)しないという、その誓いなんですよ。だから戦没者の人たちに「安らかにお眠りください」と、それに対する誓いで行っているんですよ。何らおかしくない。

――日本の外務省がもっと中国や韓国に説明をすべき?

(中国や韓国が)理解できる説明をすべきです。「不戦の誓い」の説明を(すべきです)。その不戦の誓いを「けしからん」というのはおかしいでしょう。いわゆる外交努力じゃないけれども、理解されるための発信があまりにも足りなすぎる。

――終戦記念日に不戦の誓いをする意味というのもあるっていうことですか?

 そう。「参拝議連」(超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」)とか色々ありますけどね、参拝しない方がおかしいと私は思う。これは右翼でも何でもない。そうではなくて、思想信条がどうあろうと「二度と戦争はしません」という、不戦の誓いなんです。安らかにお休みくださいということなんですよ。

――日本のメディアも戦争を起こすのかとか、軍国神社にお参りするとか、そういう文脈で語りがちですよね。

 おかしいですよね。

北京で小泉元総理が発した言葉
一発で静かに収まった

――(2001年8月に)小泉元総理が靖国参拝したとき、中国は大きく反発したと思うんですけど、その後、外交関係はどうなりましたか?

 小泉元総理が(2001年10月に)中国の北京に行った時に、中国人民抗日戦争記念館の見学もしまして、その時に旧日本兵のとんでもない、悲惨な展示があった。それを全部見た後に、現地でぶら下がり取材があったんです。

 この時に小泉元総理は「(過去の歴史を直視し)二度と戦争を起こしてはいけない」ということを述べたんです。そしたら取材の後、一発でもう静かになった。滞在中ガンガン突き上げられてもおかしくないのに、それがなかったんですよ。静かに収まった。理解してくれたと私はそう見ていますね。

――今の話を聞いて、保守層に媚びるために靖国神社行くわけでもなく、単純に不戦の誓いということなんですね。だからこそ小泉元総理は参拝したと。だから、高市総理も、総理になる前までは参拝するようなことをおっしゃっていたので、今年の夏などぜひ期待したいところではありますね。

 そうですね。小泉元総理の場合、あくまでも個人として、堂々と毎年一回出向いていました。