私からあなたに贈る3つの質問
私は、出世に興味を持てずにいる女性に対して、いつも次の3つの質問を投げかけます。
最初の質問は「定年まで、今のままでいいの?」。
ほぼ全員が「ノー」と答えます。私は次の質問を投げかけます。
「じゃあ、偉くなりたい?」
「イエス!」と即答する人はあまりいません。たいてい「……かもしれないですね」「うーん、よくわかりません……」といった答え。「でも、今のままはイヤなんでしょ?なら、偉くなるしかないでしょ?」。そう畳みかけると、ほとんどの人はためらいながらも「そうですね……」とうなずきます。
そこで投入するのが、最後の質問。
「じゃあ、なぜ偉くなりたいの?」
3つのなかで、一番大切な質問がこれです。ヒントは今、あなたが毎日している仕事のなかにあります。会社で働いていると、時に納得できなくても上司の指示に従うほかない場面があるでしょう。そんな場面で、「どうしてわからないの?もうイヤ!」というフラストレーションを、「私なら、こうする!」というエネルギーに変えていってください。おのずと答えが見えてくるはずです。
今は、どこの企業も女性管理職の割合をあげたいと考えています。追い風が吹いているのです。
たまに「自分は実力で選ばれたんじゃない、女性だから選ばれたんだ……」と後ろめたく感じている人がいますが、気にする必要はありません。問題は、あなたが仕事に対して情熱を燃やし続けられるかどうか。それさえ失わなければ、あなたに「ついていきたい!」と力を貸してくれる人があらわれ、あなたは必ず大きな成果をあげられるでしょう。
◆7月の新刊書籍のご案内◆
『もっと上手に働きなさい。』
誰も教えてくれなかった
女性のための仕事のルール
日本IBMで初の女性取締役を務めた元ベルリッツ コーポレーションCEOの著者から、働く女性のリアルな悩みにこたえる35のアドバイス。
定価: 1,470円/208ページ/四六判並製
購入はこちらから!
→[Amazon.co.jp] [紀伊国屋BookWeb] [楽天ブックス]