『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』(ダイヤモンド社)は、7000人の脳を診察し、3000本以上の論文を読破した脳の専門医が、科学的根拠に基づいて「一生ボケない脳のつくり方」を徹底解説した1冊。【血圧】【食事】【睡眠】【速歩】【呼吸】【お酒】の習慣術で、100歳まで健やかな脳を育てるノウハウを紹介する。
※本稿は、『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。
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「歳のせい」で済ませていませんか? 血圧が招く脳の残酷な結末
「上が140くらいだけど、まあ歳をとれば多少は高くなるものだよね」
そんなふうに、少し高めの血圧を放置していませんか? ちまたでは「日本の基準は厳しすぎる」「高齢者は高めでいい」といった声も聞かれますが、残念ながらこれらに科学的な根拠はありません。むしろ、高血圧を放置することがどれほど命や脳に直結するか、衝撃的なデータが明らかになっています。
数字が示す「死亡リスク」の現実
日本の30歳以上の男性約3800人を19年間にわたって追跡した調査によると、血圧が高い状態を放置した場合の心臓病による死亡リスクは、恐ろしいほど跳ね上がることが分かっています。
● 65~74歳の方: 上の血圧が高いとリスクは1.7倍、下が高いと1.6倍
これは心臓病に関するデータですが、血管の状態は全身でつながっています。心臓に負担がかかっているとき、あなたの脳の血管もまた、過酷な状況にさらされているのです。
脳の血管は静かに悲鳴を上げている
高い圧力がかかり続ければ、血管の壁は傷つき、しなやかさを失って硬くなります。これが「動脈硬化」です。硬くなった血管は詰まりやすく、また破れやすくなります。
これが脳で起これば、一瞬にして人生を変えてしまう「脳卒中」を引き起こします。大きな発作に至らなくても、血流が悪化すれば脳細胞に酸素や栄養が届かなくなり、物忘れや認知機能の低下を招きます。
血圧管理は、単なる数値の問題ではありません。脳の血管を守り、あなたの「脳の寿命」を延ばすための最優先事項なのです。
※本稿は『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。









