社内中、
ネットアップっぽい人ばかり
本田 社内を歩いていると、“ネットアップっぽい”人ばかりの印象がありました。
グウェン 採用する人の30%は、内部の社員からの紹介によるものです。ですから、やってくる人は、最初からネットアップがどんな会社なのかをわかっている。また、ここで成功していくためにはどんなふうに仕事をしなければいけないのかということも、それなりにわかっています。
本田 たしかに、他の会社とはまったく違う雰囲気がありますね。
グウェン 世界で毎年350人の新卒を採用していますが、採用時には会社の持っているバリューと、個人のバリューを合わせられるかを見極めます。カルチャーのキーワードとしては、エゴを捨てる、“I”でしゃべるのではなく“WE”でしゃべる、他人の視点もリスペクトする、あとは透明性などが重要になります。
本田 カルチャーに合わないとハッピーに働くのは難しいかもしれませんね。
グウェン 採用のプロセスでは、会社の6つのバリューに沿った質問をたくさん投げかける面接も行います。仰るとおり、バリューに合わない人には、この会社は窮屈かもしれませんが、バリューに合う人には心地いい。そして自由度が高い。
本田 無理に自分を合わせていくと不幸になる、ということですね。素顔の自分を理解して、合ったものを見つける。この会社は有名だし、楽しそうな働き方を提供しているからいいなと、無理にカルチャーに合わせることは意味がありませんね。