気づきのきっかけとなる「知恵の言葉」

 バイロン・ケイティの新著、『新しい自分に目覚める4つの質問』には、長年に渡るワークの経験から抽出された「知恵の言葉」が集められています。最後にその中から抜粋したものをご紹介しましょう。

答えはあなたの中に
あなたの外にあるいかなるものも、あなたが求めているものを与えてくれることはない。

現実は変えることができない
私は、あるがままの現実を愛します。現実に抗うと、心が痛みを感じるからです。世界のいかなる考えをもってしても、現実を変えることはできません。あるがままがあるのです。

あるがままに愛する
私はよく、悟った人なのかと聞かれます。それについては、何もわかりません。私はただ、心に痛みをもたらすものとそうでないものとの違いを知っている人間というだけです。

現実は常に優しい
現実は、――まったくあるがままに、どんな瞬間でも――常に優しいのです。私たちの視野を曇らせ、真実を曖昧にし、世界には不公平なことがあると思わせるのは、現実についての私たちのストーリーです。現実はいつも、それについてのストーリーよりも優しいのです。

ストレスの感覚が教えてくれること
私たちはワークを通じて、ビリーフやストーリーに対する執着がいかに苦しみを引き起こすかを発見します。ストーリーが発生する前には平和があるのですが、そこに考えが入り込むと、私たちはそれを信じ、平和が消えるように見えます。その瞬間、ストレスの感覚に気づき、その背後にあるストーリーを探求すると、それは本当ではないことに気づきます。考えを信じることにより、自分があるがままの現実に抵抗していることを、ストレスの感覚が教えてくれるのです。

考えに対する執着が問題
私たちの問題というのは常に、私たちが無邪気に信じ込む考えなのです。ワークは、執着していると思っている対象に対してではなく、私たちの考えに取り組みます。物に対しての執着というものはありません。瞬間的に湧いてくる、探求していない考えに対する執着しかないのです。

次回は7月30日更新予定です。


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ケイティがワークについて語ったことのなかからとくに役立ったという声が寄せられた言葉を、「ワーク」のセッション事例とともにテーマごとに編纂、読者がそれぞれの答えを自分の中に見出すきっかけとなる234項。

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