「スマホから完全に離れるなんて無理では?」
「仕事の連絡が来たらどうするの?」
「休むことで、周囲に迷惑をかけないだろうか?」

 私も以前は、そう思っていました。

 ところが、やってみると、意外とできるものです。

 いきなり1週間も休む必要はありません。

 私自身、そこまでできているわけではありません。

 週末に1日、あるいは半日。

 場合によっては、3~4時間だけでもいい。

 それでも、デジタルから完全に距離を置くことで、驚くほどリフレッシュでき、次の仕事に向かうエネルギーが戻ってくる。そんな実感と効力感を得ています。

 本稿では、今すぐ小さくはじめられるデジタルデトックスの方法を紹介していきます。

まずは小さく休んでみる

 では、具体的にどう実践するか?

 いきなり「週末まるごと」、ましてや「2泊3日」は現実的ではなく、ハードルが高いでしょう。まずは小さなデジタルデトックスに慣れてみることをおすすめします。

 いっそのこと、物理的にデジタル機器を使いにくい環境に身をおくのも手です。

●昼休みだけ、スマホの電源をオフにする
●土曜だけ、メールやメッセージの通知を切る
●電車やバスでの移動を、クルマや自転車やオートバイに切り替える

 このように小さくデジタル機器から離れてみるのです。

 鉄道やバスなどの公共交通機関はラクな反面、手持ち無沙汰にスマホをいじりがちです。

 それは、駅やバス停で待っている人たち、車両に乗りあわせた人たちの姿を見ても明らかでしょう。

 先日、久々にバスに乗ったところ、バス停にいる10人中8人、車内の23人中18人がスマホに見入っていました。

 それくらい、私たちは移動時間や待ち時間を、デジタル機器に奪われているのです。

 ところが、クルマや自転車やオートバイでは、そうはいきません。

 自分が同乗者ならさておき、運転者なら今や運転中のスマホなどの操作は道路交通法で禁じられていますから、デジタル機器をいじるわけにはいきません。

 せいぜい、一定の制約条件の下でカーナビを操作するくらいが限度です。