ある宅配会社の例で考えてみましょう。本物のメールアドレスが「@takuhaiservice.co.jp」であるのに対し、偽物は「support」などの単語を加えて「@takuhaiservice-support.com」となっていることがあります。

 また、大手通販サイトなら、本物の「@online-store.co.jp」の「o(オー)」が、よく似た数字の「0(ゼロ)」に置き換えられている、といった手口がよく使われます。

 しかし、こうしたメールは日常的に届くため、いちいち確認するのも手間がかかります。面倒に感じる場合は、携帯電話会社が提供している迷惑メールフィルタリングサービスを利用すると、自動で仕分けしてくれるので安心です。

■SMSのフィッシング詐欺

 メールに続いて多いのが、SMSを使ったフィッシング詐欺です。宅配便会社や通販サイトをかたるケースが多く見られます。ただ、落ち着いて読めばメールよりも文章の不自然さに気づきやすいのも特徴です。

 SMSで公的な連絡が来ることは多くありませんが、最近はサービスにログインする際、セキュリティを強化するためにSMSが使われる(二要素認証) ことが増えています。広告や詐欺メッセージが届くことも多いかもしれませんが、メッセージをすべて無視することは危険です。

 そして、うっかりメッセージに反応するとだまされやすい人だと判断され、さらに大量のSMSが送りつけられる危険があります。

 あやしいSMSが届いた場合、次の3つの行動を心がけしましょう。

●リンクを押さない
●返信しない
●気になる場合は、公式アプリや公式サイトなどから確認する

 では、フィッシング詐欺で情報を入力してしまうとどうなるのでしょうか。その情報はすぐに犯人に渡り、さまざまな被害につながります。一例を挙げると次のような被害が想定されます。

●銀行口座から不正送金される
●クレジットカードを不正利用される
●各種サービスのアカウントが乗っ取られる
●個人情報が名簿に載ってしまう