りんたちにできる精いっぱい
副院長に病室に連れてこられたりんと直美(上坂樹里)たち。比較的軽症の患者の病室で、8人くらいの大部屋だ。
シーツがくちゃくちゃで、永田たちはそれをバッサバッサと雑に扱う。埃が舞うので、りんが早速窓を開けると、永田はいやな顔になる。りんたちだって、初期の頃は、シーツや換気の大事さがわかっていなかったわけだが、大病院の看病婦たちに基本的な知識がないのは問題であろう。看病婦と呼ばれているだけあって、「看護」の自覚も知識もなさそうだ。
ここでりんたちがこれからやることは、食事の配膳や片付け。医者の手伝いとして、薬を飲ませたり、包帯を巻いたりすること。先生の本運びなんかもやらされる。でもバーンズはあらかじめ医者の手伝いではなく、独立した看護婦という仕事なのだと主張している。
りんの最初の患者は園部。左足の肉腫の手術をしたばかりで歩くのが難儀だが、お手洗いだけは自分で行きたがるからかえって面倒なのだと説明を受ける。園部は背を向けて寝ていて、他者の介在を拒否しているように見える。
直美が受け持つのは、丸山(若林時英)。苔癬(たいせん)にかかっている。生死に関わる病ではないが、治りづらく、かゆがったり痛がったりうるさいから、うまいことあしらうように言われる。丸山は見習いに担当が変わったことで「とうとう俺も見捨てられたんだな」とがっかり。
直美はさっそく患部に薬を塗ることにするが、患部が臭って……。患部は映らないがともすれば不潔な連想をするし、病院内がギスギスしていやな場面になりそうだが、軽快な劇伴によって回避されている。
さんざんな1日が終わって宿舎に帰った7人が愚痴を言っていると、バーンズ先生は「あれがあなたたちにできる精いっぱいの看護ですか?」と問う。出た、スパルタ。
7人はもう慣れたもので、バーンズの厳しさにはもうへこたれない。翌日、看護のモットー「患者第一」などと書いた紙を壁に貼り、患者の記録をつける帳面も準備した。でもそれが永田たちには気に入らない。看病婦対看護婦、朝ドラ名物、すぐに解決となるか?









