第1位:未来に対する執着(変化への恐れ)

そして第1位は、「未来に対する執着」です。第2位の「立場の執着」とも似ていますが、こちらは「変化に対する強い恐れ」を指します。

引っ越しや転職、あるいは家族の海外赴任など、環境が大きく変わる場面で「うまくやっていけるだろうか」「悪いことが起きるのではないか」とパニックに近い状態になってしまう人がいます。これは「予期不安」とも呼ばれ、まだ起きてもいない悪いことばかりを想像してしまう状態です。

「今より悪いことが起きてはいけない」と未来へ執着しすぎると、常に不安に苛まれ、新しいことへ挑戦したり、変化を受け入れたりすることができなくなってしまいます。変化を拒絶することは、未来の可能性を閉ざしてしまうことでもあります。

まとめ:少しずつ手放す意識を持つ

本日は、「人間関係への執着」「立場への執着」「未来に対する執着」の3つをご紹介しました。これらをすべて一気に手放すのは難しいかもしれません。しかし、「あっ、今自分は執着しているな」「これは手放したほうがいいな」と意識するだけでも、考え方は少しずつ変わっていきます。

思い切って執着を一つ手放してみて、「少し気持ちが楽になった」「意外と良い方向に進んだ」という小さな成功体験を積み重ねていくことで、次第に執着に囚われない生き方ができるようになります。ぜひ、今日の話を頭の片隅に置いて、日々の生活に役立ててみてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。