米グーグルは厳密にいえば、クラウドコンピューティング市場で依然として3位に甘んじている。しかし、今やその差は「僅差の3位」と呼べるまで縮まっており、それは重要な意味を持っている。グーグルの親会社アルファベットが4月29日遅くに発表した1-3月期(第1四半期)決算では、グーグルのクラウド部門「グーグル・クラウド」が特に力強い成長をけん引した。売上高は前年同期比63%増と急伸し、グーグルがクラウド事業の売上高開示を始めた2019年以来最も高い成長率を示した。これによりグーグル・クラウドの四半期売上高は200億ドルをわずかに上回った。それでも、アマゾンが同期間に同社のクラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」 の売上高として報告した376億ドルを大きく下回る。マイクロソフトはクラウド事業「アジュール」の売上高を依然として開示していないが、ビジブル・アルファによると、3月末の四半期は272億ドルに達したとアナリストらは推計している。直近四半期においてAWSはグーグル・クラウドより88%多い売上高を生み出したが、1年前はその差が139%あった。グーグルのクラウド成長率はまた、アマゾンやマイクロソフトのクラウド部門と比べ、市場予想を大幅に上回った。アルファベットの株価は30日午後の取引までに約10%上昇した一方、アマゾンとマイクロソフトはともに下落した。
グーグル、クラウド事業でアマゾン・MSと差が縮小
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