「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q.「伸びる子ども」の特徴はなんですか?
――田丸さんはこれまでに書き方講座を行なってきて、たくさんの子どもたちを見てきているかなと思います。その中で、「この子は伸びるな」「教えやすい(見ていて気持ちがいい)」と感じる子には、どんな特徴がありますか?
「うまくできなくても、楽しもうとしてくれる」子ども
田丸雅智氏(以下、田丸):「楽」という言い方はあまりしたくないんですけど……教えていると、こっちも嬉しくなる瞬間はありますね。
要は、ノリノリでやってくれる子に会ったときです。ちゃんと楽しんでくれる子です。
僕は「講座中は楽しんでください」っていうのを一番大事にしてるんですけど、最初は難しいと思っていても、楽しもうとしてくれている人がいるんですよ。
うまくできていなくても、「やりたい」「やろうとしてる」気持ちがすごく伝わってくる。
そういう子に出会うと、こっちも「よし、任せて!」って思いますね。
子どもの明暗を分けるのは、「頭の良さ」ではない
――『小学生でもできる言語化』の中には、書き方講座のときにそもそもペンを持たない子どもの話も出てきますよね。
反抗的ということではなく、本当にできないと心から思っているような感じです。
また、ペンは持ってくれたとしても、言葉がまったく出てこずに固まってしまう方もいます。
そして、まずは言葉を出してもらうために、ぼくから「好きな生き物はいますか?」「好きな食べ物はありますか?」などと聞いてみても、「いません」「ありません」と返ってきたり、「今、この部屋で目につくものはありますか?」と聞いてみても「分かりません」と返ってきたりします。
もはや、言葉にするのが苦手というのを通り越してしまっているような印象です。
ところが、そんな方でも粘り強くやり取りを重ねていくと、少しずつ言葉にしてくれるようになっていきます。
そして、途中からは筆がどんどん走りはじめ、最終的には「できない」と言っていたのがウソのように素晴らしい作品を完成させてくれるんです。ご本人たちは「まさか自分に書けるなんて……」とびっくりされ、ぼく自身も毎回驚くとともに心からうれしくなります。
――『小学生でもできる言語化』
――人の話を聞く態度って、相手の接し方を左右することがありますよね。頭の良さや才能というよりも、「やりたい」と楽しもうとするその姿勢こそが、教える側の心を動かすことにつながるんですね。
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)









