英語を勉強しているが、英会話の上達を実感できない――そんな人に試してほしい1冊が『中学英語だけで面白いほど話せる!見たまま秒で言う英会話』だ。「イラストを見る→見たままを英語にする」を繰り返すことで、日本語を介さず瞬時に答える「英語の反射神経」を鍛えることができる。本稿では、著者の森秀夫さん(麗澤大学外国語学部教授)に「英語を話せるようになるための学習のポイント」を教えてもらった。
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好きなことと英語をつなげよう
英語学習を続けるうえで大切なのは、「自分の興味」と英語を結びつけることです。
教科書や単語帳だけで勉強していると、途中で飽きてしまう人もいるかもしれません。それは英語が嫌いだからとは限りません。内容が自分の興味とつながっていないから、続きにくいのです。
長く学習を続けるために、次の3つのポイントを意識してみましょう。
〈ポイント①〉自分が本当に興味のあるテーマを選ぶ
〈ポイント➁〉そのテーマに関係する英語に、いろいろな方法で触れる
〈ポイント➂〉自分なりの学び方を考えて、主体的に続ける
〈ポイント①〉自分が本当に興味のあるテーマを選ぶ
好きなことから英語に入るのが、いちばんの近道です。
スポーツが好きなら、海外選手のインタビューを英語で聞いてみる。
映画が好きなら、好きな映画のセリフを集めてみる。
ファッションが好きなら、海外ブランドのサイトやSNSを英語で読んでみる。
音楽が好きなら、歌詞やアーティストのコメントから英語表現を学んでみる。
最初から完璧に理解しようとする必要はありません。好きなものをきっかけに、少しずつ英語に触れる時間を増やしていくことが、英語との距離感は大きく変わっていきます。
〈ポイント➁〉方法を変えると飽きない
好きなテーマを選んだら、色々な方法で学んでみましょう。同じテーマでも、学び方はいろいろあります。
記事を読む、動画を見る、セリフを書き写す、気に入った表現をノートにまとめる、短い感想を英語で書く。こうして方法を変えると、英語学習は飽きにくくなります。
英語は、ただ覚えるだけの教科ではありません。自分の関心のある世界を、もっと深く知るための道具でもあります。
〈ポイント➂〉自分なりの学び方を考えて、主体的に続ける
私自身は、映画を見るときに「愛を表現する英語」を集めていた時期があります。
恋人同士の場面で使われる言葉を集めていると、日常ですぐ使える表現ばかりではありませんが、「英語にはこんなふうに愛を表す言い方があるのか」と気づくことができました。
自分の好きなテーマについて調べることは、本当に楽しく、同時に英語の勉強にもなったのです。たとえば、次のような表現です。
I realized that Christmas is the time to be with the people you love.
「クリスマスとは、愛する人と過ごす時間なんだと気づいたんだ」――『Love Actually』
In that moment, the whole universe existed just to bring us together.
「あの瞬間、宇宙のすべてが、ただ私たちを引き合わせるために存在していた」――『Serendipity』
And I think we are going to have to work on the sparkle for the rest of our lives.
「きっと私たちは、一生かけてその輝きを育てていかなければならないのだと思う」――『Sex and the City 2』
You have no idea how boring everything was before I met you.
「あなたに出会う前、すべてがどれほどつまらなかったか、あなたにはわからないでしょう」――『17歳の肖像』
Sam is the one. I know he is. I've never felt like this before.
「サムこそが運命の人。そう確信している。こんな気持ちになったのは初めてだから」――『Mamma Mia!』
「好き」が、英語を続ける力になる
自分だけの「マイテーマ」を持つと、英語学習はぐっと続けやすくなります。英語を続けるコツは、努力だけではありません。自分が知りたいこと、好きなことと英語を結びつけることです。それが、長く続けるいちばんの秘訣です。








