やりたいことはとくにない。毎日ただ仕事・家事をしているだけであっという間に1日、1週間、1カ月が過ぎている。「私の人生、このままでいいのか?」――そんなふうにふと、人生を立ち止まりたくなった人におすすめの1冊があります。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)は、「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、1度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊です。本書の発売を記念して、本書より一部抜粋・再編集して紹介します。

人生に後悔しない人の行動・ナンバー1Photo: Adobe Stock

「今年も何もやらずに時間が過ぎてしまった」と後悔する人たち

私たちが無意識のうちに採用しているのが「1年思考」です。

『12週間の使い方─実行サイクルの4倍速化プログラム』(マイケル・レニントンと共著、パンローリング)の著者ブライアン・P・モランによると、「1年思考」とは「1年が終わるときに、自分が成功したのか、失敗したのかを判断する」という思考法です。

毎年12月の年末あたりになってくると、いきなり動き出す人たちがいます。

「このままではマズイと思って焦って何かをし始める」のです。

なぜなら、「成功と失敗を判断する時期がやってくる」と思っているからです。

「まだまだ時間がある」と思うと、行動力が下がりやすい

1年単位で考えることはとてもわかりやすいです。

ただ一方で、1年単位は、「まだまだ時間がある」と思いやすいため、行動力が下がります。

1年は、集中力を維持するのには長すぎるのです。

ベスト1の行動:1年単位ではなく、「12週間単位」で考える

そこでおすすめなのが「12週間単位」で考える方法です。

1年は52週。私は「12週間の実行週間+1週間(休息・振り返り・プランニングの週)」という組み合わせを4回繰り返しています。

「この12週間で終わったとしても満足できる?」

「1年を4つに分けているだけでしょ? 四半期なら私も考えているよ」という声が聞こえてきそうですが、単純に1年を4つに分けているわけではありません。

「たとえ今年がこの12週間で終わったとしても、『いい1年だった』と言えるようにするには、どんなことを実行・達成・完了していればいいか?」

という問いを自分に投げかけているのです。

「時間というバケツの中に、大中小の石がある。どの順番に入れるか?」

12週間という期間で成功と失敗を考える。

周りからは「何をそんなに焦っているの?」と思われるかもしれません。

でも「まだまだ時間がある」という発想が、実行力を下げ、時間の貴重さを忘れさせ、何が最重要事項なのかという焦点を曖昧にさせているのです。

『7つの習慣』シリーズの著者スティーブン・R・コヴィーは、時間管理を「バケツと大きな石」で例えました。
「時間というバケツの中に、大中小の石がある。どの順番に入れるか?」という問いです。

小さな石から入れると、どんどん入ります。でも小さな石、中くらいの石という順番で入れてしまうと、バケツに「大きな石」が入らないのです。

逆に、大きな石から入れれば、隙間がたくさん空いている。そこにサイズの小さなものは入れることができるわけです。

「この行動ができたのであれば、今年はもう終わってもいい」と思える行動を取ろう

あなたにとっての「大きな石」はなんでしょうか?

「この12週間の中でこれができたのであれば、今年が終わったとしても満足感がある」と思えるものはなんでしょうか?

この思考で考えるようになると、1週ずつの過ごし方が変わります。

あっという間に1週間経ってしまったなら、12分の1が終わってしまったわけです。

このように考えると、翌週への集中力が圧倒的に上がるはずです。

(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・加筆を行ったものです)