「なぜかあの人はうまくいく」。そんな人の共通点を考えたことはないでしょうか。努力量や才能では説明できない差があると感じる人も多いはずです。そのヒントは、実は「見えない世界の捉え方」にあるのかもしれません。毎朝5時55分から行っている「1分朝活」で語られたのは、量子力学という一見難しそうなテーマを通して明かされた、“人生の流れを変える感覚”でした。

「なぜかうまくいく人」が知っている「見えない世界」の使い方Photo: Adobe Stock

なぜ現実は「目に見えないレベル」で決まるのか

私は『奇跡が起きる毎朝1分日記』の著者として、毎朝5時55分から「1分朝活」を無料で開催しています。毎週月曜日はゲスト講師をお迎えしていますが、今回のゲストは『人生が一変する「量子力学的」感謝日記』(サンマーク出版)の著者であり、東大工学部出身の村松大輔さん。

村松さんが最初に教えてくれたのは、「この世界のすべては素粒子でできている」というシンプルな事実でした。私たちの体も、家族も、パソコンも、家も、すべては細かく見れば粒子であり、常に揺れ続けている存在です。そして重要なのは、その“揺れ方”が私たちの状態によって変わるという点です。

感情は「自分の状態」を決める振動になる

村松さんは、「感情は単なる気分ではなく、自分の状態そのものを決めるもの」だと語ります。心地よい感覚でいればその状態で自分は整い、不安や怒りに支配されていればその状態で現実を受け取ることになる。

生身の人間ですから、体調が悪い日もあれば疲れている日もあります。それでも、その中でどんな感覚を大切にするかによって自分のあり方は変わっていく。だからこそ、日々の中で「自分に対してどんな言葉を響かせるか」が重要になるのです。

「自分への評価」が人間関係まで変える

さらに村松さんが強調していたのは、「自分に対する在り方が他人への在り方を決める」という点です。自分を認め、ねぎらい、価値を感じられる人ほど、他人に対しても同じように接することができるようになります。

脳科学的にも、感謝や称賛、ねぎらいといった回路はつながっており、それが増えるほど人との関係性は自然とよくなっていく。結果として、「その人といると居心地がいい」と感じられる存在になっていくのです。

世界はすべて「つながっている」という前提

もう一つ印象的だったのが、「ゼロポイントフィールド」という考え方でした。これはすべての存在が根底でつながっているという概念で、仏教の「空」や、宗教でいう「神の世界」とも重なります。

自分と他人は分離しているようで、実は同じ場の中に存在している。たとえるなら、空の中に雲が浮かんでいるような関係です。この前提で一日を生きるのか、それとも分離した存在として生きるのかで、体験する世界は大きく変わっていきます。

村松さんの朝に見る「整った人の習慣」

そして興味深かったのは、村松さん自身の朝の習慣です。朝5時40分に起き、仏壇で般若心経を唱え、庭で祈りを捧げる。その後、写経を行い、日常の仕事に入っていく。玄関の水拭きまで丁寧に行いながら、日常そのものを整えていく。

祈りのテーマは世界平和。自分のためだけでなく、世界全体に意識を向けることで、自分自身の在り方も自然と整っていくのです。

「どんな前提で生きるか」が人生を決める

今回の話を通じて感じたのは、「何をするか」以上に、「どんな前提で生きるか」が人生を決めるということでした。すべてはつながっていると捉えるのか、それともバラバラに存在していると捉えるのか。その違いが、日々の感覚や選択を変えていきます。

小さな行動が人生を変えるように、こうした“見えない前提”もまた、日々の積み重ねで大きな差を生みます。今日一日を、どんな感覚で過ごすのか。その選択こそが、未来をつくっていくのかもしれません。