「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

【人前で差がつく】「育ちがいい人」の親が教えていた、たった1つの“ふるまい”Photo: Adobe Stock

お遊戯会での親の反省

「こないだ、幼稚園のお遊戯会があったんだけど、冷や汗をかいてしまったよ」

こんな話を年長さんのお子さんをもつママさんから聞いた。
話を聞くと、お子さんの幼稚園ではダンスを披露するお遊戯会があるらしい。
お子さんも一生懸命練習して、本番を迎えた。
当日の朝は、「ママ、楽しみにしていてね!」と言って、元気に出発したそうだ。

いざ舞台が始まり、幕が上がる。
お子さんも舞台上元気いっぱい踊っていたそうだ。

「子どもが一生懸命何かをやっている姿って、ほんとうに感動するよね。でもさ、ダンスが終わって、舞台袖にはけていこうとした瞬間、やってしまった……と思ったんだ」

私は「え? 何があったんですか?」と聞いた。
すると、先輩はこう答えた。

「うちの子が振り返った瞬間、下着のシャツが外に出ちゃってだらしないことになっていたんだよね。たぶんトイレのあとにしっかりシャツをしまえてなかったんだと思う。私が見ている時は、シャツが出ていたら直してあげちゃうからこれじゃだめだと思ったよ」

これは実は難しい。
「トイレに行く」だけでもさまざまな工程があるのに、最後の最後に「身だしなみをチェックする」必要があるからだ。

でも、大人になる過程でいつかは「完璧に身だしなみ」を整えられるようになる必要がある。
もし、身だしなみを整えないまま外に出てしまったら、もっと成長したあとであれば恥をかいてしまう。

だからこそ、子どものうちから、「トイレのあとは身だしなみをチェックする」というのを習慣化したいものだ。

トイレのあとに身だしなみをチェックしよう

小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「トイレをじょうずにつかおう」という項目がある。トイレを上手に使い、最後に身だしなみを整えるまでの手順がわかりやすく説明されている。

【人前で差がつく】「育ちがいい人」の親が教えていた、たった1つの“ふるまい”『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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① トイレットペーパーを ちょうどいいながさで ちぎろう
② おしっこの ときは まえから、 うんちの ときは うしろから ふこう。
③ ふたを しめてから みずを ながすよ。
④ ボタンや チャックが きちんと しまっているか たしかめよう。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)

保護者向けのアドバイスには、「下着からズボン、スカートまできちんと整え、鏡でチェックするところまで、習慣づけてあげてください」とある。

身だしなみは、特別なおしゃれのことではない。

「シャツが出ていないか」
「ボタンやチャックは閉まっているか」

そんな小さな確認を、自分でできるかどうかだ。
人前で差がつくのは、こうした“最後のひと手間”なのかもしれない。