「お箸を正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本だが、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中から「ちょうどいい声の大きさで話そう」という項目を取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
Photo: Adobe Stock
職場で「大きな声」が気になる友人
会社とは、周囲の人の「些細な行動」が気になる場所だ。
私の友人が働いている会社では、リモートワークをする人はほとんどいないため、社員全員が毎日出社をしている。
そんな環境の中で、友人には毎日のように「びくっ」としてしまう瞬間があるという。
それは、あるベテラン社員の声だ。
取引先と電話をしているときも、部下を注意しているときも、雑談で笑っているときも、その人は、いつも大きな声で話すそうだ。
静かなオフィスに、突然響く怒鳴り声。
予期せず耳に飛び込んでくる、大きな笑い声。
友人はこう話していた。
「自分に向けて言われている訳ではないけど、どうしても気になってしまう。」
場にそぐわない声の大きさで話し続けると、周りの人の集中を奪い、無意識の緊張を生んでしまう。
たとえ話している内容が正しくても、人格的に優れていても、「周囲への影響」を無視した“ふるまい”は、少しずつ人にストレスを与えてしまうのだ。
ちょうどいい声の大きさで話そう
組織の中には、「なぜか誰からでも好かれている人」がいる。そんな人は、「周囲の人」のことをいつでも考えた“ふるまい”ができるのだ。
この“ふるまい”を子どものうちに身につけられていたら、とても良いことだと思う。小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「ちょうどいいこえのおおきさではなそう」という項目がある。かわいらしい動物のイラストとともに、「声の大きさをどう調整すればいいか」がわかりやすく紹介されている。
・0のこえ しーっ! なにも おとを ださない。
・1のこえ ひそひそ……となりの ともだちにだけ きこえる こえ。
・2のこえ まわりの ともだちと なかよく おしゃべりする こえ。
・3のこえ クラスぜんたいに はっぴょうするときの こえ!
さらに「おうちの方へ」では、このように書いてある。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.51より引用)
「声の大きさ」は「何を話すか」と同じくらい人の印象を左右する。
「今、まわりが静かだから1のこえでお話ししようか。」
そんな声かけを子どものうちから続けることで、どんな場所でも好かれる大人になるはずだ。









