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職場やコミュニティで「感じのいい人」に安心感を抱く人は多いだろう。だが、その親切さや褒め言葉は、必ずしも善意からとは限らないという。心理学者の榎本博明氏は、裏表のある人物ほど人に取り入るのがうまく、相手によって態度を巧みに使い分けると指摘する。“危険な裏表人間”の見分け方とは?※本稿は、心理学者の榎本博明『裏表がありすぎる人』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。
過剰に褒めてくる人を
疑うことができるか
裏表のある人物は、人に取り入るのがとてもうまい。あの人に気に入られると得をすると思えば、どんなわざとらしいお世辞でも平気で口にすることができる。
だれか他の人にあからさまに取り入る様子を目撃すれば、「警戒すべき人物かもしれない」と気づくことができる。でも、自分が取り入られるターゲットになっている場合は、なかなか気づきにくい。
他の人に取り入っている場合は、「わざとらしいお世辞を言ってるな」「そこまでほめるようなことじゃないだろう。過剰なほめ方だな」というように、そのわざとらしさに容易に気づくことができる。
しかし、自分がわざとらしいお世辞を言われたり、過剰なほめ方をされたりする場合は、気持ちが舞い上がってしまい、そのわざとらしさを見逃してしまいがちだ。それは、自己愛のなせる業だ。ほめられると、第三者なら「そこまでほめるようなことではないだろうに」と思うことでも、なぜか素直に受け入れてしまう。わざとらしさに意識が向かわずに、照れたり有頂天になったりしてしまう。







